マッチ売りの少女より可哀想
年の瀬も迫った大晦日の夜。小さな少女が寒空の下でマッチを売っていました。売り切らなければ父親に叱られるので、家には帰れません。人々は少女の前を忙しく通りすぎるだけでした。夜も更けて、少女は暖まりたくなって、凍える手でマッチに火をつけました。マッチの炎と共に、暖かいごちそうやきれいに飾られたクリスマスツリーなどの幻影が現れ、炎が消えると幻影も消えていきました。流れ星が流れ、少女は可愛がってくれたお祖母さんを思い出しました。次のマッチをするとお祖母さんの幻影が現れました。マッチの炎が消えるとお祖母さんの幻影が消えてしまいます。少女は持っていたマッチ全てに火を付けました。お祖母さんの姿は明るい光に包まれ、少女を優しく抱きしめながら天国へと昇って行ったのです。新しい年の朝、町の人々が見つけたのは、マッチの燃えかすを抱え幸せそうに微笑む、小さな少女の亡がらでした。今回大阪で発生した小4(9歳)の少女が親から虐待を受けた上ベランダに放置されて死亡した事件に接し、アンデルセン童話のマッチ売りの少女を思い出したしだいです。マッチ売りの少女は愛する祖母に抱かれて天国に旅立ました。この少女は誰にも愛してもらえず一人旅立って行ったのです。あまりにもむごい。可哀想でならない。涙が出てきました。マッチ売りの少女よりもっともっと可哀想。
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